ノートパソコンをデスクトップ化する方法と必要なディスプレイやケーブル、マウス、キーボードなどオススメの周辺機器の紹介と、デスクトップ化する際のWindowsとMacのデュアルディスプレイの設定方法や、閉じたまま使う方法、Macのクラムシェルモードについて設定の手順など詳しく紹介し、メリット、デメリットをまとめていきます。
目次
ノートパソコンのデスクトップ化とは
ノートパソコンのデスクトップ化とは、普段使っているノートパソコンをモニターに接続することでデスクトップの画面の大きさに映し出し、体への負担軽減を期待できます。
さらに、データの移動などを行う必要がないので、普段会議などでパソコンを持ち運ぶ必要があるが、大きい画面で効率よく作業をしたい人におすすめです。
ノートPCのデスクトップ化に必要な周辺機器
- ディスプレイ
- ディスプレイケーブル(HDMI)
- キーボード、マウス
- ノートPCドッグ
- ノートPCスタンド
中でもディスプレイとディスプレイケーブルは注意が必要です!
ディスプレイの端子とノートPCの端子があっているケーブルが必要になります。間違っていると出力できないので、変換ケーブルなどでの調節が必要になります。
デスクトップ化の設定方法(Windows ver)
Windowsにおけるノートパソコンのデスクトップ化では、まずノートパソコンに各ケーブルとマウス、キーボードをセットします。
この時点で自動的にディスプレイに画面表示がされるので、次にノートパソコンを閉じてもスリープにならないように設定が必要になります。
また、閉じたまま起動するにはノートパソコンのBIOSの設定から、「電源復復帰時の設定」を常にオンとしますこれが出来ればコンセントスイッチのオンオフで電源をつけることができます。では、詳しい手順を紹介していきます。
- 各種ケーブルを接続する
- カバーを閉じてもスリープにならないように設定する
- 電源とスリープの設定を変更する
- ディスプレイの設定を切り替えます
Windowsの設定の前に、用意した外部ディスプレイ、キーボード、マウスなどを接続します。
ディスプレイはディスプレイケーブルを直接ノートパソコンに直接接続するか、ドッキングステーション経由で接続します。
キーボード、マウスはUSBタイプの場合、直接接続し、Bluetoothの場合はノートパソコンとのペアリングが必要です。外部ディスプレイを接続すると自動で映像が出力されるので、マウスとキーボードが使えれば次に進みます。
Windowsの初期設定では閉じるとスリープになってしまうので、設定を変更していきます。
「Windowsマーク」を右クリック→「電源オプション」を選択→右側の「電源の追加設定」を選択→左側の「カバーを閉じたときの動作の選択」をクリック→「現在利用可能でない設定を変更します」をクリック→「カバーを閉じたときの動作」の「電源に接続」のセレクトボックスの「何もしない」を選び「変更の保存」で完了です。
ノートパソコンを電源接続してデスクトップとして使用する際に勝手にディスプレイの電源が消えたりPCがスリープしないように設定します。
先ほどと同じように、「電源オプション」を選択し右側の「次の時間が経過後、ディスプレイの電源を切る」のセレクトボックスを選択し「なし」をクリックします。
同じように「次の時間が経過後、pcをスリープ状態にする」のセレクトボックスから「なし」に変更します。
「Windows+P」を押し、ノートパソコンを閉じた状態で使用する場合「セカンドスクリーンのみ」を選択し、ノートパソコンの画面も使用する場合は「拡張」を選択します。
以上でノートパソコンをデスクトップと同じように使用することが出来ます。
デスクトップ化の設定方法(MacBook ver)
MacBookのデスクトップ化には、ミラーリング、デュアルディスプレイ、クラムシェルモードの三種類があります。
ミラーリングはパソコンの画面と同じ物をそのまま違う画面に映し出すもので、会議などでのプレゼンで使うのに適しています。
今回はノートパソコンを2つ目のディスプレイとして使えるデュアルディスプレイと、電源に接続され、かつモニターと接続していれば、閉じたまま起動するクラムシェルモードの二つがデスクトップ化に使用する設定になります。
- クラムシェルモードを有効にする
- デュアルディスプレイとして使う場合は?
クラムシェルモードではMacBookを閉じた状態でディスプレイに画面を映し出し、完全にデスクトップ化して使う方法になります。
MacBookをACアダプタでコンセントに接続し、外付けのキーボードとマウスを接続します。
その後、電源を入れディスプレイを開いた状態で外付けのディスプレイにHDMIで接続します。
最後に、外付けのディスプレイにMacBookのデスクトップが表示されればMacBookを閉じればOKです。
その場合はMacBookをディスプレイと接続してMacBookを開いたまま使えばデュアルディスプレイとして使用できます。
この場合キーボードとマウスは別で用意する必要もなく簡単にデスクトップ化することができます。
デスクトップ化のメリット
ノートPCのデスクトップ化のメリットを3つ解説します。
- ファイルの管理が一台分で済むので管理しやすい
- 大きな画面や2画面で作業効率アップ
- 省スペースで設置場所を選びやすい
ファイルの管理が一台分で済むので管理しやすい
ノートパソコンのデータ管理のみで済むのでデータの移動などが必要なく管理がしやすいです。
デスクトップとノートパソコンを二台で使い分けることになるデータの移動が必要になり手間がかかってしまいます。
最近ではクラウドサービスもあるので簡単にはなっていますがノートパソコン一台で管理する方が確実に管理がしやすくおすすめです。
大きな画面や2画面で作業効率アップ
デスクトップの画面にする事で表示範囲を増やすことができ、作業効率アップに繋がります。
小さな画面で作業していると目が疲れやすく長時間の作業がかなりしんどくなってしまいますが、大きな画面や2画面で見やすくすることで負担を減らすことが期待できます。
さらにタブの切り替えなど無駄な動作を減らすことが出来るので、更なる作業効率化が見込めます。
省スペースで設置場所を選びやすい
デスクトップのような大きな本体が必要なく、省スペースで設置することができます。
必要な物も最低限で済むのでごちゃごちゃした配線や大きなPC本体を置かずにリビングなど好きな所にディスプレイの置く場所さえ確保できれば設置することができます。
リビングなどのインテリアを崩すことなく設置することができ、圧迫感も少ないでしょう。
デスクトップ化のデメリット
ノートPCのデスクトップ化のデメリットを2つ解説します。
- 抜き差しする配線が多いので管理が大変
- スペック面ではデスクトップの方が高い
抜き差しする配線が多いので管理が大変
多くの配線を抜き差ししないといけないので管理と作業が少し大変になります。
ディスプレイとノートパソコンのみの接続だけでなくキーボードやマウスなど周辺機器との接続などでも配線があると管理が更に大変になってしまいます。
ワイヤレスタイプを使うなど工夫すれば配線の本数を減らすことが出来るのでそこまで大変にならずに済みます。
スペック面ではデスクトップの方が高い
これは、ノートパソコンをデスクトップ化することでおこるデメリットではなく、ノートパソコンの特徴になってきますが、スペック面に不満が生じた際に、ノートパソコンの場合はメモリの増設などが難しく、デスクトップのパソコン程簡単には性能アップを行うことが出来ません。
ですのでノートパソコンを購入する際はそこそこしっかりスペックにしておいた方が後で困ることが少なくなります。
こんな人にはデスクトップ化をおすすめ
ノートパソコンを普段から仕事で使ってるが、画面が小さく作業効率を上げたいと思っている方はノートパソコンのデスクトップ化がおすすめです。
データの管理が簡単で配線の抜き差しだけでデスクトップとノートパソコンを切り替えが出来るので手軽さが魅力的です。
さらに、ノートパソコンの画面をセカンドモニターとして使用することもできるので更に作業効率を上げることがで切るのでおすすめです。
ノートPCのデスクトップ化におすすめの周辺機器種類別8選
ここではノートパソコンをデスクトップ化にするための周辺機器を紹介していきます。
以下周辺機器のおすすめ商品を紹介していくので、これからノートパソコンをデスクトップ化しようとしている方はぜひ参考にしてみてください。
- ディスプレイ
- マウス
- キーボード
- HDMIケーブル
おすすめのディスプレイ2選
デスクトップ化におすすめのディスプレイを2選紹介していきます。
BenQベンキューZOWIE XL2546K 24インチフルHD ゲーミングモニター
最初に紹介するデスクトップ化におすすめのディスプレイは、「BenQベンキューZOWIE XL2546K 24インチフルHD ゲーミングモニター」です。

ZOWIE XL2546K 24インチ フルHD ゲーミングモニター の仕様・製品情報
画面サイズ | 24.5型 |
---|---|
形状 | 平面型 |
液晶パネル | TN型 |
光沢の有無 | ノングレア(反射防止) |
最高解像度 | 1920×1080 |
接続端子 | HDMI |
ZOWIE XL2546K 24インチ フルHD ゲーミングモニターのおすすめポイント3つ
- 「DyAc+」テクノロジーを搭載し、ゲーム中の激しい揺れにも対応
- プレーヤーに合わせた柔軟なセッティングが可能
- アイシールドにより、より画面に集中できる
ZOWIE XL2546K 24インチ フルHD ゲーミングモニターのレビューと評価・評判
アイシールドにより集中して作業をすることが可能
せっかく大きなディスプレイを手に入れても作業に集中出来ないと意味がありません。そこでおすすめなのがZOWIE XL2546Kのディスプレイです。
仕様はゲーミングパソコン用になっていますが、集中力を増してくれるアイシールドがついています。
更にゲーミングパソコンの仕様なので映像に強く休日などの映画鑑賞などでも活躍してくれること間違いなしです。
IO DATA アイ・オー・データKH220V
次に紹介するおすすめのディスプレイは、「IO DATA アイ・オー・データKH220V」です。

IO DATA アイ・オー・データKH220Vの仕様・製品情報
画面サイズ | 21.5型 |
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液晶パネル | ADSパネル |
形状 | 平面型 |
光沢の有無 | 非光沢 |
最高解像度 | 1920×1080 |
接続端子 | D-Sub,HDMI |
IO DATA アイ・オー・データKH220Vのおすすめポイント3つ
- ディスプレイの中では購入しやすい価格設定
- 画面モードによる適切な映像表示
- 超解像技術によるきれいな映像体験
IO DATA アイ・オー・データKH220Vのレビューと評価・評判
購入しやすい価格でも映像はしっかりきれい
超解像技術により粗い画質の画面もより鮮明に見えるのでおすすめです。
基本的に機能はシンプルなものになっていますが仕事などの作業用として購入を検討している場合には十分な性能と言えます。
動画やゲームの場合でも最低限の使用には問題ありません。とりあえずノートパソコンのディスプレイ化に挑戦してみたいかたなどのエントリーモデルにおすすめです。
デスクトップ化におすすめのマウス2選
デスクトップ化におすすめのマウスを2選紹介していきます。
BSMRU050BK USB IRセンサー 有線マウス
最初に紹介するデスクトップ化におすすめのマウスは、「BSMRU050BK USB IRセンサー 有線マウス!」です。

BSMRU050BK USB IRセンサー 有線マウスの仕様・製品情報
接続方法 | USB |
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読み取り方法 | IRセンサー |
形状 | 標準 |
便利機能 | なし |
BSMRU050BK USB IRセンサー 有線マウスのおすすめポイント3つ
- 有線接続でシンプルな設計
- 手になじむ形
- 1.25mのケーブルで使いやすい
BSMRU050BK USB IRセンサー 有線マウスのレビューと評価・評判
シンプルで使いやすい王道マウス
無駄な機能が一切ないシンプルで一番使いやすいマウスです。マウスの形状も手になじむ形で、コードの長さは1.25mと余裕のある長さがありデスクトップ用としても使いやすく、usb接続でWindowsもMacでも両方使うことが出来ます。
そして、なんといっても一番のおすすめがコストパフォーマンスの高さです、シンプルなマウスが必要な場合は一番おすすめです。
G703h HERO LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouse
次に紹介するおすすめのマウスは、「G703h HERO LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouseです。

接続方法 | 無線、USB |
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読み取り方法 | 光学式 |
形状 | 標準/td> |
便利機能 | 6ボタンプログラム可能 |
のおすすめポイント3つ
- 最長60時間使用可能なバッテリー搭載
- プログラム可能な6ボタンが搭載
- LIGHTSPEEDで使用可能なのでesportのプロも愛用
G703h HERO LIGHTSPEED Wireless Gaming Mouseのレビューと評価・評判
高性能マウスで快適にパソコンを利用する
ボタンの割り振りも可能、高性能マウスで快適にパソコンそうさができる。無線でつなぎながら60時間分のバッテリーが搭載なのでバッテリー切れを心配することなく使用出来ます。
更にLIGHTSPEED搭載でesportでも使える高性能なマウスです。
しかし、お値段は少し高めなので便利さや高性能を求めない場合は通常のマウスで十分です。
おすすめのキーボード2選
デスクトップ化におすすめのキーボードを2選紹介していきます。
K295 グラファイト
最初に紹介するデスクトップ化におすすめのキーボードは、「K295 グラファイト」です。

K295 グラファイトの仕様・製品情報
接続方法 | USB無線 |
---|---|
構造 | メンブレン |
配列 | 日本語配列 |
テンキーの有無 | あり |
防水性能の有無 | 耐水設計 |
K295 グラファイトのおすすめポイント3つ
- 8個のショートカットキーのおかげで作業効率アップ
- メディアキー搭載で音量など調節可能
- タイピング時の音が小さく集中力アップ
K295 グラファイトのレビューと評価・評判
8個のショートカットキーと静音タイピングで集中力アップ
K295 グラファイトはロジクールの革新的なSilentTouchテクノロジーによりタイピング音が約90%軽減され、タイピングによる集注力の妨げがありません。バッテリーは乾電池2本で24ヶ月持ちます。
8個のショートカットキーと音量調節などが出来るメディアキーが搭載されていてスムーズに使用できます。
REALFORCE / R2-JPV-IV
次に紹介するおすすめのキーボードは、「REALFORCE / R2-JPV-IV」です。

REALFORCE / R2-JPV-IVの仕様・製品情報
接続方法 | USB有線 |
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構造 | 静電容量無接点方式 |
配列 | 日本語配列フルキー |
テンキーの有無 | あり |
防水性能の有無 | なし |
REALFORCE / R2-JPV-IVのおすすめポイント3つ
- 3つの方向からケーブルが取り出せる
- 5000万回のタッチ耐久
- 安心の日本製
REALFORCE / R2-JPV-IVのレビューと評価・評判
安心の日本製と5000万回のタッチ耐久性でテスト済み
5000万回のタッチ耐久性のテストに合格した、安心の日本製で、REALFORCE独自のフェザーキータッチが採用され静かなタイピングが可能です。
更にフルNキーロールオーバー対応なので高速入力時に同時押しの入力などでもすべて入力されます。
有線のキーボードになりますが、3方向からケーブルを取り出せるので置き場所を選ばず使用できます。
おすすめのHDMIケーブル2選
デスクトップ化におすすめのHDMIケーブルを2選紹介していきます。
CAC-HD14EY20BK ハイスピードHDMIケーブル
最初に紹介するデスクトップ化におすすめのHDMIケーブルは、「CAC-HD14EY20BK ハイスピードHDMIケーブル」です。

CAC-HD14EY20BK ハイスピードHDMIケーブルの仕様・製品情報
HDMIコネクタの種類 | HDMI(タイプA) |
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長さ | 2m |
規格 | High Speed with Ethernet |
CAC-HD14EY20BK ハイスピードHDMIケーブルのおすすめポイント3つ
- 配線が絡みにくい柔らかケーブル
- 本体が50%小型化
- イーサネット信号の双方向通信を実現
CAC-HD14EY20BK ハイスピードHDMIケーブルのレビューと評価・評判
絡みにくいケーブルで3D映像、4K×2K解像度に対応
3重シールドケーブルを使用していて、外部干渉によるノイズが防がれています。さらに、1本のケーブルで、映像信号と音声信号をデジタルのままで高速伝送するだけでなく、イーサネット信号の双方向通信を実現。
3D映像、4K×2K解像度に対応しています。金メッキプラグ採用でサビなどに強く、信号劣化を防いでいます。
TS-HDMIPR-2MGR プレミアム HDMIケーブル
次に紹介するおすすめのディスプレイは、「TS-HDMIPR-2MGR プレミアム HDMIケーブル」です。

TS-HDMIPR-2MGR プレミアム HDMIケーブルの仕様・製品情報
HDMIコネクタの種類 | HDMI(タイプA) |
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長さ | 2m |
規格 | HDMI 2.0a |
TS-HDMIPR-2MGR プレミアム HDMIケーブルのおすすめポイント3つ
- ツクモカラーのグリーンケーブル
- HDMI Premium認証取得
- 4K・60p・HDR対応
TS-HDMIPR-2MGR プレミアム HDMIケーブルのレビューと評価・評判
ツクモカラーのグリーンコードで机周りをカラフルに!
他では珍しいグリーンケーブル採用で、60HZの通信にも対応していて4K対応のHDMIケーブルです。
さらに、HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しているので、より広い明るさの幅の表現に対応した出力が可能となり、より鮮やかな画面出力になり、はっきりとした映像を映し出すことが可能です。
ライターあとがき
やはりノートパソコンのデスクトップ化はおすすめです。
デスクトップPCより持ち運びなどの融通がきく、ノートパソコンをデスクトップ化することで、作業効率や無駄を省き、接続の手間もそこまでかからないので、仕事などでノートパソコンを使う人には特におすすめです。
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