性能や機能も様々なものが発売されており、どれを選べばいいか迷う人も多いのではないでしょうか?
そこで当記事では、ゲーミングマウスを選ぶ際に注目するべきポイントや、ゲーミングマウスのメリット・デメリットなどを解説していきます。
また、おすすめのゲーミングマウスも合わせて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ゲーミングマウスとは
ゲーミングマウスとは、その名の通りPCゲームをプレイするのに最適化されたマウスのこと。
FPSなどの複雑な操作にも対応できるよう、センサーの精度などが高めに設計されています。
また、クリックやスクロールといった基本的な機能以外に、DPIの切り替え機能やマクロの登録など、便利な機能が備わっていたりします。
ゲーミングマウスと一般的なマウスの違い
ゲーミングマウスを選ぶ前に、まずはゲーミングマウスと一般的なマウスの違いを把握しておきましょう。
一般的なマウスでは、性能よりもコストパフォーマンスが重視されることが多く、ボタンの数や機能も最低限に抑えられているものがほとんどです。
それに対してゲーミングマウスでは、素早い動きにも対応できるよう性能が強化されており、FPSのようなゲームでもプレイヤーの操作に正確に反応してくれます。
また、複雑な操作を簡略化できるよう、複数のボタンが設置されている多ボタンタイプのゲーミングマウスなどもあります。
ゲーミングマウスのメリット
ゲーミングマウスのメリットを3つ解説します。
- IPSが高く素早い動きに反応できる
- DPIの調整ができる
- 豊富なカスタマイズ機能
IPSが高く素早い動きに反応できる
ゲーミングマウスでは、IPSと呼ばれる数値が一般のマウスに比べて高めに設定されています。
IPSとは、トラッキング速度を表した数値で、IPSが高いほどマウスの素早い動きを感知することが可能になります。
特にFPSなどの反射神経を競うゲームでは重要な要素となります。
DPIの調整ができる
DPIとは、マウスを動かした時にカーソルがどれだけ動くのかを表した数値で、ほとんどのゲーミングマウスには、このDPIの調整機能がついています。
例えば、FPSなどのゲームでDPIを高くすれば、少ないマウス移動で大きく視点を動かすことができます。
逆にスナイパーライフルでエイムする場合は、DPIを落として正確に操作するといったことも。
しっかりと設定を合わせれば無駄なマウス移動も減らせて、結果的に疲れにくくなるのもメリットと言えます。
豊富なカスタマイズ機能
ゲーミングマウスは、それぞれメーカー独自のソフトウェアやオンボードの保存機能使って、自分好みにカスタマイズすることができます。
ソフトウェアの編集機能を使って、マウスのボタン配置を変更したり、ショートカットキーやマクロの登録ができる場合もあります。
MMOなどのジャンルの場合、複雑なコマンド入力が必要になることも多いですが、ショートカットキーにコマンドを登録しておけば、ワンクリックで完結させることもでき非常に便利です。
ゲーミングマウスのデメリット
ゲーミングマウスのデメリットを2つ解説します。
- 価格が高い
- デザインが派手
価格が高い
ゲーミングマウスのデメリットは、一般的なマウスと比べるとどうしても価格が高くなりやすいことです。
ゲーム中の激しい操作にも耐えられるよう、ボタンを中心に耐久性が高められていたり、入力内容を正確に読み込むために、高度なセンサーが取り付けられていたりするため、どうしてもコストは高くなってしまいます。
「とにかく高いマウスを買えばいい」というわけではありませんが、快適にゲームをプレイしたければ、最低限の初期投資は必要になってきます。
デザインが派手
ゲーミングマウスは派手なデザインのものが多く、人によっては「性能はいいけど、今のインテリアに合わない…」なんてこともありえます。
シンプルなデザインのゲーミングマウスもラインナップされてはいますが、多ボタンタイプのゲーミングマウスなどは、どうしても見た目がゴツくなりやすく、ある程度の妥協は必要になります。
また、ゲーミングマウスの特徴として、右手専用のデザインが多いことにも注意が必要です。
ゲーミングマウスの選び方
ゲーミングマウスの選び方を以下の5つのポイントから解説します。
- 接続方式で選ぶ
- ボタンの数で選ぶ
- メーカーで選ぶ
- 持ち方で選ぶ
- ゲームのジャンルで選ぶ
接続方式で選ぶ
ゲーミングマウスには、有線タイプと無線タイプの、2つの接続方式があります。
有線タイプは、遅延が発生しにくく正確な入力がしやすいのが特徴。また、無線タイプに比べて価格が低めのものが多く、初心者にもおすすめの接続方式です。
対して無線タイプは、コードがないためデスクまわりをスッキリさせることができます。以前は、有線に比べて遅延が発生しやすいというデメリットがありましたが、最新のモデルは有線と同等、もしくは以上の性能を発揮するものもあります。
しかし、有線に比べると価格は高くなりやすいので、コスパを重視するなら有線タイプがオススメと言えるでしょう。
ボタンの数で選ぶ
ゲーミングマウスは、一般的なマウスに比べてボタンが多いのが特徴です。
2個から4個のボタンが増えているものもあれば、サイドプレートだけで12個ものボタンが備わっているゲーミングマウスもあります。
ただし、ボタンが増えれば当然サイズも大きくなり、重量も増えることになるので、自分の使用環境あったボタン数を選ぶことをオススメします。
メーカーで選ぶ
ゲーミングマウスは、各メーカーから豊富な種類がラインナップされており、見た目も個性的なものが多いです。
また、メーカーごとに独自のソフトウェアが開発されており、ゲーミングキーボードなどマウス以外のデバイスとまとめて管理することもできたりします。
性能で選ぶのも大切ですが、お気に入りのメーカーでデスク周りを揃えて、統一感を出すのもオススメです。
持ち方で選ぶ
ゲーミングマウスを選ぶ際は、普段自分がどのようなマウスの持ち方をしているかも確認しておきましょう。
つかみ持ち、かぶせ持ち、つまみ持ちなど、人それぞれ持ちやすい持ち方というのがあるはずです。
ゲーミングマウスにも、右手専用や左右対称など、様々な形状のものがあるので、自分の持ち方でストレスなく操作できるか、事前にチェックするといいでしょう。
ゲームのジャンルで選ぶ
ゲーミングマウスを選ぶ際は、プレイするゲームのジャンルに合わせるようにしましょう。
「Apex Legends」など、マウスを激しく動かすFPSのジャンルだと、疲労を和らげるために重量が軽いものを選んだり、誤入力を防ぐためにボタンが少ないタイプのマウスを選ぶのがオススメです。
逆にMMOなどのジャンルだと、キーボードでの操作を簡略化できるよう、ボタンが多くカスタマイズ性の高いマウスが便利だったりします。
普段どんなジャンルのゲームをよくプレイするのか、それぞれ自分に合ったゲーミングマウスを選ぶようにしましょう。
ゲーミングマウスのおすすめメーカー一覧
ゲーミングマウスのおすすめメーカー3つと特徴や評価を解説します。
- ロジクール
- レイザー
- スティールシリーズ
ロジクール
ロジクール(Logicool)は、スイスを拠点とする日本でも有名のデジタルデバイス・メーカーです。
ワイヤレスマウスやトラックボールマウスなど、様々な種類のマウスがラインナップされており、ゲーミングマウスとしては、「Gシリーズ」や「PROシリーズ」が有名です。
初心者から玄人まで、幅広い要望が叶えてくれる、おすすめのメーカーと言えます。
レイザー
レイザー(Razer)は、アメリカのカルフォルニアを拠点とするゲーミングデバイス・メーカーです。
高DPIに対応するなどの高性能センサーを搭載し、激しい操作にも耐えられる高い耐久性が特徴。
eスポーツで活躍する選手をはじめ、世界中のヘビーゲーマーから支持されるメーカーでもあります。
スティールシリーズ
スティールシリーズ(SteelSeries)は、デンマークを拠点とするゲーミングデバイス・ブランド。
ロジクールやレイザーと比べると、ゲーミングマウスのラインナップは少なめですが、eスポーツを視野に入れた高性能マウスの開発もしています。
また、マウスパッドやマウスバンジーなど、マウス関連のアクセサリーも豊富なため、セットで揃えてみるのもおすすめです。
有線ゲーミングマウスのおすすめ3選
有線ゲーミングマウスのおすすめ3選を紹介します。
ロジクール G502 HERO
最初に紹介するおすすめの有線ゲーミングマウスは、「ロジクール G502 HERO」です。
ロジクール G502 HEROのおすすめポイント3つ
- 25000DPIまで対応したHERO25Kセンサー搭載
- 取り外し式のウエイトによって、マウスのバランス調整が可能
- 最大11個のカスタマイズボタンを搭載
ロジクール G502 HEROのレビューと評価・評判
性能よし、使い勝手よしのベストセラーゲーミングマウス
ロジクール G502 HEROは、ウエイトバランスをカスタマイズできるのが特徴のゲーミングマウス。本体重量は114gで、付属のウエイトをセットすることで最大130gまでのウエイト調整が可能です。
センサーは25000DPIまで対応したHERO25Kセンサーを搭載しており、どんなゲームジャンルにも対応することができるでしょう。
また、カスタマイズ可能なボタンを11個搭載しているため、FPSだけでなくMMOなどにもオススメのゲーミングマウスです。
レイザー Basilisk V2
レイザー Basilisk V2のおすすめポイント3つ
- 新型オプティカルセンサー「Razer Focus+」搭載
- Speedflexケーブルでワイヤレスのような快適性を実現
- 0.2ミリ秒の応答速度!オプティカルマウススイッチを採用
レイザー Basilisk V2のレビューと評価・評判
最大11個のカスタマイズボタンによって、様々なゲームに対応可能
レイザー Basilisk V2は、オプティカルセンサー「Razer Focus+」により最大20000DPIの解像度と、650IPSのトラッキング速度を備えた高性能ゲーミングマウスです。
負荷の少ないSpeedflexケーブルによって、動きの激しいFPSなどでもストレスなく操作することができるでしょう。
また、0.2ミリ秒の応答速度を誇るオプティカルマウススイッチも特徴の一つ。最大7000万回のクリック耐久性を備え、誤入力や遅延も防いでくれます。
スティールシリーズ Sensei Ten
スティールシリーズ Sensei Tenのおすすめポイント3つ
- トラッキングエラーや遅延を防ぐ「TRUEMOVE PROオプティカルセンサー」搭載
- 6000万回の耐久性を誇るメカニカルスイッチ
- 利き手を選ばない左右対称デザイン
スティールシリーズ Sensei Tenのレビューと評価・評判
シンプルなデザインのゲーミングマウスが欲しい人におすすめ
スティールシリーズ Sensei Tenは、左右対称のシンプルなデザインが特徴のゲーミングマウス。
TRUEMOVE PROオプティカルセンサーにより、18000CPI(DPI)の解像度と、450IPSのトラッキング速度を備えるなど、シンプルな見た目とは裏腹に、中身はしっかりとゲーミング仕様となっています。
左右にサイドボタンを2個ずつ搭載し、利き手を選ばず安定した操作ができるもメリット。
ワイヤレスゲーミングマウスのおすすめ3選
ワイヤレスゲーミングマウスのおすすめ3選を紹介します。
ロジクール G PRO
ロジクール G PROのおすすめポイント3つ
- HERO 25Kセンサー搭載
- LIGHTSPEEDワイヤレスにより、有線よりも快適で高速に
- 疲れにくいエルゴノミクスデザイン採用
ロジクール G PROのレビューと評価・評判
プロによるプロのためのゲーミングマウス
HERO 25Kセンサーを搭載したロジクール G PROは、eスポーツ向けに開発されたまさにプロ向けのゲーミングマウス。
左右対称のエルゴノミクスデザインと、80gの軽量ボディにより長時間のプレイでも疲れにくく、さらに最大60時間の連続稼働が可能となっています。
また、LIGHTSPEEDワイヤレスにより遅延のない安定した接続と、1msの高速レポートレートを実現しています。
レイザー Viper Ultimate
レイザー Viper Ultimateのおすすめポイント3つ
- 「Razer HyperSpeed」により高速ワイヤレス通信が可能
- 新型オプティカルセンサー「Razer Focus+」搭載
- 74gの軽量ボディで操作性抜群
レイザー Viper Ultimateのレビューと評価・評判
軽量でしかも耐久性にも優れたワイヤレスゲーミングマウス
レイザー Viper Ultimateは、74gという軽量ボディでありながら、最大で70時間の連続使用が可能なハイエンドゲーミングマウスです。
レイザー独自のオプティカルマウススイッチを採用することで、軽量ながら7000万回のクリック耐久性も誇ります。
また、Razer HyperSpeedにより、周囲の周波数をミリ秒単位でスキャンすることが可能となり、遅延の少ないワイヤレス通信を実現しています。
ロジクール G604
ロジクール G604のおすすめポイント3つ
- 15個ものプログラム可能なボタンを搭載
- 充電不要で最大240時間の連続プレイが可能
- LIGHTSPEEDワイヤレスにより、有線よりも快適で高速に
ロジクール G604のレビューと評価・評判
MMOにおすすめ!15個プログラムボタン搭載のゲーミングマウス
ロジクール G604は、左サイドプレートだけで6個、全部で15個ものボタンを搭載した多ボタンゲーミングマウスです。
LIGHTSPEED接続なら単三電池一本で240時間の連続プレイが可能で、Bluetooth接続であれば5.5カ月間使用することも。さらにワンクリックでLIGHTSPEED無線接続とBluetooth接続の切り替えができるので、複数のデバイスでの使いまわしにも対応。
ゲーミング用としてだけでなく、普段の作業効率を上げるためのマウスとしてもオススメです。
安い!コスパ最強ゲーミングマウスのおすすめ3選
安いゲーミングマウスのおすすめ3選を紹介します。
ロジクール G300Sr
最初に紹介するコスパ最強のゲーミングマウスは、「ロジクール G300Sr」です。
ロジクール G300Srのおすすめポイント3つ
- 9個のプログラム可能ボタンを搭載
- 利き手を選ばない左右対称のデザイン
- レスポンスのいいオプティカルセンサー搭載
ロジクール G300Srのレビューと評価・評判
お手頃価格で癖のない左右対称デザイン。普段使い用としてもオススメのゲーミングマウス
エントリーモデルのロジクール G300Srは、低価格でありながら9個のプログラム可能ボタンを搭載。さらに、200から2500DPIのクイック切り替えにも対応しており、気軽にゲームを楽しむには十分すぎる性能を持っています。
オンボードメモリに対応しておりカスタマイズ性も高く、初めて購入するマウスとしてもオススメです。
ASUS TUF GAMING M3
ASUS TUF GAMING M3のおすすめポイント3つ
- コンパクトで軽量なボディ
- 7個のプログラム可能ボタンを搭載
- 2000万回のクリック耐久性を誇るスイッチ
ASUS TUF GAMING M3のレビューと評価・評判
最大7200DPIに対応したASUSのエントリーモデルゲーミングマウス
ASUS TUF GAMING M3は、ゲーミングデバイスメーカーのASUSからラインナップされているゲーミングマウスです。
エントリーモデルでありながらも、200DPIから最大7200DPIに対応。2000万回のクリック耐久性を誇るなど、かなり品質の高いマウスに仕上がっています。
エルゴノミクスデザインで疲れにくく、プログラム可能ボタンを7個搭載しているので、オフィス用などの普段使いにもオススメです。
スティールシリーズ Rival 95
スティールシリーズ Rival 95のおすすめポイント3つ
- つまみ、つかみ。かぶせに対応したエルゴノミクスデザイン
- 最大4000DPI、143IPSを備える、3059-SS光学センサー搭載
- 3000万回のクリック耐久性を実現
スティールシリーズ Rival 95のレビューと評価・評判
右手専用のエルゴノミクスデザインで、長時間使用しても疲れにくい
スティールシリーズ Rival 95は、スティールシリーズからラインナップされているエントリーモデルのゲーミングマウスです。
最大4000DPI、143IPSに対応した3059-SS光学センサーを搭載し、低価格でありながら3000万回のクリック耐久性を誇ります。
軽量で人間工学に基づいた形状は、持ち方を選ばず疲れにくいのも特徴です。
ライターあとがき
PCゲームをプレイするために欠かすことのできないゲーミングマウス。
FPSやMMOなど、ゲームのジャンルによって求められる性能は様々です。それぞれの特徴を把握して、自分にあったマウスを選ぶためにも、本記事を参考にしてもらえればと思います。
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