また、イラストレーターの方におすすめできるPCをノートPCとデスクトップPC、ブランド間の違いなどといった視点からもまとめています。
そして、それらを踏まえておすすめできるPCを5つほどピックアップし、詳細な概要、特徴をまとめました。
イラストレーター向けPCの選び方が気になる方は、下記のまとめを参考にしていただければ幸いです。
目次
イラストレーターのPCに必要な最低スペック早見表
パーツ | 必要最低スペック | 備考 |
---|---|---|
CPU | 64ビットをサポートするマルチコアintelプロセッサー | AMDでも動作はします。 |
グラボ | GPU VRAM 1GB | NVIDIA ドライバー 451.77以降にアップデートが推奨されています。 |
SSD | 2GBの空き容量のあるハードディスク。 | ディスクキャッシュ用の追加のディスク容量として、10GBの空き容量の確保が推奨されています。 |
メモリ | 8GB以上 (32GBを推奨) | 間違えやすいですがストレージではありません。 |
イラストレーターPCの推奨スペック早見表
パーツ | 必要最低スペック | 備考 |
---|---|---|
CPU | 64ビットをサポートするマルチコアintelプロセッサー | AMDでも動作はします。 |
グラボ | GPU VRAM 4GB | NVIDIA ドライバー 451.77以降にアップデートが推奨されています。 |
SSD | 2GBの空き容量のあるハードディスク。 | ディスクキャッシュ用の追加のディスク容量として、10GBの空き容量の確保が推奨されています。 |
メモリ | 16GB以上 (32GBを推奨) | 間違えやすいですがストレージではありません。 |
イラストレーターPCはデスクトップ?ノート?
ここではイラストレーターがPCを買う場合、デスクトップ・ノートPCどちらが良いのか解説していきます。
- デスクトップPCの特徴
- ノートPCの特徴
- どっちが良い?
デスクトップPCの特徴
デスクトップPCの持つ特徴は、周辺機器の拡張性の高さです。中でもモニターはイラストレーターにとって重要なPC周辺機器。そのため、発色の違いでモニターの新調をする必要がある場合もあります。
また、ノートPCと比較してUSBポートの数が多く、さまざまな種類の端子に対応しているため、より自分好みの環境を構築することができます。
イラストレーターの方であれば、PCを利用している時間も長いと思います。長時間利用するPCの環境はそれだけ重要になってきますので、自宅での利用をメインとする場合であれば、デスクトップPCをおすすめします。
ノートPCの特徴
ノートPCの最大の特徴は、取り回しの良さです。デスクトップPCとは違い、ベッドで横になりながらの作業も可能なため、長時間の作業にも適しています。
また、場所もあまり取らないため、新生活の社会人の方のような、それほど広い部屋ではない方におすすめです。
しかし、価格面ではデスクトップPCと比べて高価なため、同じ予算でもPCのスペックはデスクトップPCが高くなってしまいます。ですので、スペックを重視する方であれば、デスクトップPCがおすすめです。
どちらが良い?
イラストレーターの方におすすめできるPCは、デスクトップPCです。イラストレーターの方であれば、ペンタブレットを用いた作業を行うことが多く、作業効率でいえば机での作業が最適です。
机での作業において、ノートPCがデスクトップPCと比較して優れているポイントは少なく、ノートPCがただコスパと拡張性の面でデメリットを抱えています。ですので、ノートPCは省スペース性と取り回しの良さを重視する方以外にはおすすめできません。
イラストレーター向けPCブランドを紹介
ここではイラストレーター向けのPCブランドを紹介していきます。
- NVIDIA Quadro-TSUKUMO-
- raytrek-Dospara-
- DAIV-mouse-
- SENSE∞-パソコン工房-
NVIDIA Quadro-TSUKUMO-
NVIDIA Quadroモデルは、TSUKUMOが販売しているBTOモデル。最大の特徴はグラフィックボードで、クリエイター向けのモデルであるNVIDIA Quadroを搭載している点です。
主にゲーミングPCに搭載されていることが多いグラフィックボードであるGeForceとの違いは、発色の違い。GeForceの1677万色に対しQuadroの10億6433万色とかなりの違いがあります。この違いはイラストレーターにとっては無視できない重要なポイントとされています。
raytrek-Dospara-
raytrekはDosparaが販売しているBTOモデル。パーツのラインナップが広く、カスタマイズ性も非常に高いため、予算の中でより高性能なPCを選ぶことができます。
また、最短で翌日の出荷にも対応している点もraytrekの特徴の一つです。サポート面も充実しており、年中無休で24時間対応で電話での問い合わせを受け付けています。
DAIV-mouse-
音楽制作や動画制作、イラスト制作などさまざまなクリエイターに向けたBTOブランドであるDAIVは、より高性能なPCを求める方におすすめできるBTOブランドです。
そんなDAIVイラストレーター向けモデルは、ペンタブレットのブランドであるWacom社の液晶タブレットがセット販売されています。
イラストレーションには十分なスペックを持っているPCと液晶タブレットのセット販売はおすすめできますが、DAIV自体それほどコスパは高くないためコストを抑えたい方にはおすすめできません。
SENSE∞-パソコン工房-
SENSE∞は、パソコン工房が販売するBTOモデル。非常にコスパに優れており、アフターケアもしっかりしているSENSE∞は、幅広くおすすめできるBTOモデルです。
モデル数が多く、数千円刻みで上位モデルが販売されているため、自身の予算に合わせて最適なモデルを選ぶことができます。
そのため、PCケースが好みに合わない場合を除けば非常におすすめできるBTOモデルです。
イラストレーターにおすすめのPC5選
イラストレーターにおすすめのPCを5選紹介していきます。
NVIDIA Quadroモデル QA7J-C203/T
最初に紹介するイラストレーターにおすすめのPCは、「NVIDIA Quadroモデル QA7J-C203/T」です。

NVIDIA Quadroモデル QA7J-C203/Tの仕様・製品情報
CPU | インテル® Core™ i7-10700 プロセッサー |
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グラボ | NVIDIA® Quadro® P2200 |
SSD | 500GB SSD |
メモリ | 16GB (8GBx2枚) DDR4-2666 |
マザーボード | ASUS PRIME H470-PLUS (ATX) |
電源 | CWT製 700W (定格 650W) 80PLUS BRONZE対応 |
NVIDIA Quadroモデル QA7J-C203/Tのおすすめポイント3つ
- Quadroならではの高精度の発色!
- 高解像度のマルチモニター環境に対応!
- カスタマイズでさらに高性能にできる!
NVIDIA Quadroモデル QA7J-C203/Tのレビューと評価・評判
Quadroモデルで選ぶならコレ!
NVIDIA Quadroモデル QA7J-C203/Tは、よりクリエイターに適した発色のQuadroと呼ばれるタイプのグラフィックボードを搭載しているクリエイター向けPCです。
色域が広く、発色が優れている反面、ゲームのような高いフレームレートが求められるアプリケーションでは、一般的なグラボに軍配が上がるため、創作以外での利用予定がない方におすすめです。
raytrek XF 11700搭載モデル
次に紹介するイラストレーターにおすすめのPCは、「raytrek XF 11700搭載モデル」です。

raytrek XF 11700搭載モデルの仕様・製品情報
CPU | Core i7 -11700 |
---|---|
グラボ | GeForce GTX 3070 8GB GDDR6 |
SSD | 512GB |
メモリ | 32GB DDR4 SDRAM |
マザーボード | インテル H570 チップセットATXマザーボード |
電源 | 550W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
raytrek XF 11700搭載モデルのおすすめポイント3つ
- 翌日出荷対応ですぐ使える!
- 24時間365日サポート受付!
- 最大5年間の保証!
raytrek XF 11700搭載モデルのレビューと評価・評判
保証やサポート体制を重視したい方におすすめ!
raytrek XF 11700搭載モデルは、PC本体に特筆すべき特徴はありませんが、出荷が速く年中無休24時間対応の電話サポートを受けることができます。ですので、PCにあまり詳しくない初心者の方のような、サポートを受ける必要がある方におすすめです。
また、保証期間も最大で5年まで延長することができるため、安心してご利用いただくことができます。
DAIV A5
次に紹介するイラストレーターにおすすめのPCは、「DAIV A5」です。

DAIV A5の仕様・製品情報
CPU | AMD Ryzen™ 7 3700X プロセッサー |
---|---|
グラボ | GeForce® GTX 1650 GDDR6 |
SSD | 256GB (NVMe対応) |
メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
マザーボード | AMD X570 チップセット (ATX) |
電源 | 500W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® BRONZE】 |
DAIV A5のおすすめポイント3つ
- 24時間365日対応の電話サポート!
- SSD以外にも1TBのHDD搭載!
- ハンドルとキャスター付きだからスムーズな移動が可能!
DAIV A5のレビューと評価・評判
掃除がしやすいPC
DAIV A5は、PCケースが特徴的なPC。PC底面にロック可能なキャスターが搭載されており、設置時に底面が床から数センチほど浮く設計です。そのため、本体を床置きしてもホコリの侵入量を軽減でき、キャスターで移動も楽々ですので、掃除もしやすいです。
また、カスタマイズの際のオプションとして用意されている周辺機器のラインナップも豊富なため、モニターやキーボードといった必要不可欠な周辺機器をセット購入したいと考えている方におすすめです。
SENSE-M056-iX4-RJX
次に紹介するイラストレーターにおすすめのPCは、「SENSE-M056-iX4-RJX」です。

SENSE-M056-iX4-RJXの仕様・製品情報
CPU | Core i5-10400 |
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グラボ | GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 |
SSD | 500GB NVMe対応 M.2 SSD |
メモリ | DDR4-2666 DIMM |
マザーボード | インテル B560 チップセット |
電源 | 500W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
SENSE-M056-iX4-RJXのおすすめポイント3つ
- コスパ面で優れている!
- カスタマイズ性が高く予算に合わせやすい!
- 最大で4年間の保証!
SENSE-M056-iX4-RJXのレビューと評価・評判
コスパを最重視したい方におすすめ!
SENSE-M056-iX4-RJXは、PC工房から販売されているBTOPC。PC工房の特徴の一つでもあるコスパの高さが大きな特徴で、SENSE-M056-iX4-RJXならではの機能はありませんが、イラストレーター用のPCに必要なスペックは満たしており、コスパを重視したいという方には非常におすすめできます。
raytrek R5-CA
次に紹介するイラストレーターにおすすめのPCは、「raytrek R5-CA」です。

raytrek R5-CAの仕様・製品情報
CPU | Core i7-10875H |
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グラボ | GeForce RTX 3060 6GB |
SSD | 1TB NVMe SSD |
メモリ | 32GB DDR4 |
マザーボード | モバイル インテル HM470チップセット搭載マザーボード |
raytrek R5-CAのおすすめポイント3つ
- デスクトップPCクラスのスペック!
- ノートPCだから場所を取らない!
- スタイリッシュなデザイン!
raytrek R5-CAのレビューと評価・評判
ノートPC派の方におすすめ!
ノートPCから選びたいという方にはraytrek R5-CAがおすすめ。CPU、グラフィックボード、ストレージ容量どれをとってもイラストレーター向けPCには十分な性能で、カスタマイズの必要性の低い、高い完成度のノートPCです。
ノートパソコン本体を含む最大3画面のマルチモニター環境に対応しており、環境面での拡張性も十分と言えるでしょう。
ライターあとがき
今回は、イラストレーターの方におすすめのPCをまとめてみました。
長時間の作業になりがちなイラスト制作は、より快適な環境で行いたいという方が多いと思います。
これを機にイラスト制作用のPCを購入するという方は、今回の記事を参考にしてみてくださいね。
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