また、ゲームを快適にプレイできる基準を示す推奨PCスペックもあわせて各ゲームごとに紹介します。PCに不慣れな人のために、CPUやグラフィックボードなど、各PCパーツの役割についても詳しく解説します。
目次
Steamとは?
Steamとは、「Portal」などのゲームで知られる、アメリカのValve Corporationが運営する、PCゲームやソフトウェアのダウンロード販売、ユーザー同士のコミュニケーション補助を目的とした世界的規模のプラットフォームです。
世界中のあらゆるジャンルのゲームがSteamで販売されているので、人気のPCゲームを探したい人やはSteamを活用すると良いでしょう。また、Steamでゲームを購入した人はレビューを投稿できるので、ゲームの評判を知りたい人もSteamのレビューを確認してみてください。
Steamの推奨PCスペック早見表
パーツ | 必要最低スペック | 備考 |
---|---|---|
CPU | Intel Corei5-9600K | intel 300シリーズチップセット搭載マザーボードでのみ動作可能 |
グラボ | NVIDIA GeForce GTX 1660以上 | – |
SSD | 500GB以上 | – |
メモリ | 16GB以上 | – |
Steam人気ゲームの推奨スペック
ここではSteam人気ゲームの推奨PCスペックを紹介していきます。
PUBG
パーツ | 必要最低スペック | 備考 |
---|---|---|
CPU | Intel Corei5-9600K | 対応ソケット:LGA1151 intel 300シリーズチップセット搭載。 マザーボードでのみ動作可能 |
グラボ | NVIDIA GeForce GTX 1080 | – |
SSD | 500GB | – |
メモリ | 16GB | – |
PUBGは100人のプレイヤーがステージに降りて武器などの装備、車両を見つけて最後の一人になるまで戦うバトルロイヤルと呼ばれるジャンルのゲームです。
画質などの設定を最大にするとハイエンドPCでも処理がきついですが、設定を下げればミドルスペックのPCでも快適に遊べます。
The Witcher 3 Wild Hunt
パーツ | 必要最低スペック | 備考 |
---|---|---|
CPU | Intel i7-3770 | – |
グラボ | Geforce GTX770またはRadeon R9 290 | – |
SSD | 400GB以上 | – |
メモリ | 8GB | – |
The Witcher 3 Wild Huntは重厚なストーリーのオープンワールドRPGです。プレイヤーは怪物狩りを生業とするウィッチャー、「リヴィアのゲラルト」となって、予言の子と呼ばれる存在を見つけ出すべく冒険をします。
壮大なストーリーや作り込まれた世界観のRPGが好きな人におすすめのゲームです。
2015年5月にリリースされた作品なので、今のミドルスペックPCでも十分に動作します。
Undertale
パーツ | 必要最低スペック | 備考 |
---|---|---|
CPU | 2GHz以上 | – |
グラボ | 512MB以上 | – |
SSD | 必要なし | 200MB程度の空きスペースがあれば問題なし |
メモリ | 3GB以上 | – |
Undertaleはゲームクリエイターであるトビー・フォックスが開発した昔ながらのドットで繰り広げられるRPGです。世界中で爆発的なヒットを記録し、日本語版も存在します。
3DCGを使っていないため、低スペックなノートパソコンでも十分に動作します。
低スペックPCでも動くゲームがやりたい人や、低価格で面白いゲームをしたい人にはおすすめです。
Watch_Dogs 2
パーツ | 必要最低スペック | 備考 |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5-3470 3.2GHz またはAMD FX 8120 3.9GHz |
– |
グラボ | NVIDIA GeForce GTX 780 またはAMD Radeon R9 290 |
– |
SSD | 400GB以上 | – |
メモリ | 8GB | – |
Watch Dogs 2は、サンフランシスコ・ベイエリアをモデルとしたオープンワールドゲームです。プレイヤーはハッカー「マーカス・ホロウェイ」となり、ハッカー集団「デッドセック」の一員として活動します。
最高設定にするとハイエンドPCでも60FPS程度と重たいゲームですが、設定を調整すればミドルスペックでも快適に遊べます。
現代の街を舞台にしたオープンワールドに興味のある方にはおすすめです。
NieR:Automata
パーツ | 必要最低スペック | 備考 |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5 4670 以上 AMD A10-7850K 以上 | – |
グラボ | NVIDIA GeForce GTX 980 VRAM 4GB 以上 | – |
SSD | 400GB以上 | – |
メモリ | 8GB以上 | – |
NieR:Automataはスクウェアエニックスより発売されているアクションRPGです。
本作ではエイリアンに侵略された地球を奪還するために人類側が作り出したアンドロイド兵士、2Bとして機械生命体と戦うことになります。
見ごたえのあるアクションゲームがしたい方におすすめです。こちらもミドルスペックのPCでも設定次第で快適にプレイできます。
Steamのゲームをプレイするための推奨動作環境
ここではSteamの推奨動作環境について詳しく解説していきます。
早見表だけではよくわからないという方はこちらをチェックしてください。
- OS
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- グラボ(GPU,グラフィックボード)
- 電源
- マザーボード
OS
OS(オペレーティング・システム)は、PCを動かすために必要なプログラムのことです。
どのパソコンも、このOSが無ければ動きません。
OSにはいくつか種類がありますが、最も有名なのはMicrosoft社のWindowsOSで、他にもApple社の提供するMacOSや、無料で導入できるLinuxというOSもあります。
基本的には、最新バージョンのOSであるWindows10を推奨します。ゲームが7や8には対応していない可能性もあるからです。
またMacOSも最新バージョンを推奨しますが、そもそもゲーム側がMacOSに対応していない可能性もあるので注意しましょう。
CPU
CPU(中央演算処理装置)は、PCの頭脳を司るパーツで、主に計算などの処理を行います。
CPUの性能はGHz(クロック周波数)で示され、この数値が高ければ高いほど性能は高くなります。
現在は、IntelとAMDというふたつのメーカーがCPUを提供しています。
推奨CPUはIntel Corei5-9600Kです。なぜなら、このCPUであればSteamで販売されているようなPCゲームはほとんど快適に動作するからです。
最新のPCゲームを最高設定でプレイするとなると役不足ですが、コストパフォーマンスを考えるとCorei5-9600Kが良いでしょう。
メモリ
メモリ(RAM)は処理の内容を一時的に記録しておく記憶装置のひとつです。
SSDやHDDと同じようにデータを記録する役割を担っていますが、メモリはCPUなどが処理しているデータを一時的に保存するためのパーツです。
CPUが人間、メモリが作業机と考えると分かりやすいでしょう。机が広ければ広いほど作業がしやすくなります。
推奨メモリは16GBです。なぜなら、現在のPCゲームに求められるスペックを考えると、16GB以上ないと厳しくなってくるからです。
もちろんゲームによって推奨メモリもかわるので、最新のゲームに興味がない人などは8GBメモリでも十分です。
ストレージ
ストレージは主にHDDやSSDのことを指します。ストレージが多ければ多いほどより多くのデータを保存できます。
SSDはHDDよりも高価ですが、データの読み込み時間がHDDより早いので、ストレス無くゲームをプレイしたい方はSSDを購入するのが良いでしょう。
推奨ストレージ容量は1TBです。超大作と呼ばれるような最新ゲームはゲームのグラフィックやボリュームも桁違いで100GB以上のゲームもざらにあります。
そのため、ストレージは1TBぐらいあると容量不足に悩みにくくなります。自分のプレイするゲームの数に合わせてストレージを決めると良いでしょう。
グラボ(GPU,グラフィックボード)
グラボ(グラフィックボード)は、映像処理に特化したPCパーツで、最新のゲームをプレイする方やCG編集などの仕事をされている方には必須のパーツです。
またGPUとは画像処理をおもに担うパーツのことを指します。グラボと似ていますが、ようするにGPUが乗っている板状のパーツがグラフィックボードということになります。
推奨グラボはNvidia GTX1660です。GTX1660はスペックと価格のバランスがちょうどいいためおすすめです。CPU同様、最新のゲームを最高設定でプレイするには厳しいですが、設定をさげればじゅうぶんに快適なプレイができます。
電源/マザーボード
電源はその名の通り他のPCパーツに電力を供給するためのパーツです。
よりハイスペックなグラボなどを使うには、電源も大きなものにしなければいけません。
マザーボードはCPUやグラボ、メモリなどをつける土台となる板状のパーツです。
マザーボードはCPUやPC本体のサイズによって規格が異なるため、PC初心者にはかなり分かりづらいです。
推奨マザーボードはASUS intel Z390で電源は750Wのものですが、マザーボードによってPCスペックが大きく変化することはほぼありません。それよりも他のパーツと規格が適合しているかが重要なので、CPUとのソケットの規格などをきちんと確認してからマザーボードを選びましょう。
早期アクセスゲームの注意点
早期アクセスゲームは、開発をしながらユーザーにプレイしてもらって完成へと近付けていく開発途中のゲームのことです。
そのため、ゲームの最適化がされていないこともあり、低スペックなPCやゲームとの相性が悪いパーツを使ったPCでは、うまくゲームが動作しない可能性もあります。
また、何らかの事情によってゲームが開発終了したりして遊べなくなってしまう場合もあるので、Steamでゲームを購入する場合は早期アクセスゲームかそうでないかをきちんと確認してから購入するようにしましょう。
SteamゲームにおすすめのゲーミングPC5選
SteamでゲームをプレイするのにおすすめのゲーミングPCを5選紹介していきます。
G-GEAR GA5A-C200/T2
最初に紹介するSteamゲームにおすすめのPCは、「G-GEAR GA5A-C200/T2」です。

G-GEAR GA5A-C200/T2の仕様・製品情報
CPU | AMD Ryzen 5 3600 |
---|---|
グラボ | NVIDIA GeForce GTX 1650 |
SSD | 240GB SSD |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
マザーボード | ASUS PRIME B450-PLUS (ATX) |
電源 | CWT製 550W (定格 500W) 80PLUS BRONZE対応 |
G-GEAR GA5A-C200/T2のおすすめポイント3つ
- 税込10万円以下のコスパ最強PC!
- GTX1650搭載でサクサク動作!
- メンテナンスしやすいケース設計!
G-GEAR GA5A-C200/T2のレビューと評価・評判
驚きの10万円切り!低価格でゲーミングPCデビューしたい人に!
G-GEAR GA5A-C200/T2は税込みで93,800円と、10万円を下回るコストパフォーマンスに優れたモデルです。
CPUにはAMDのRyzen 5 3600を搭載し、グラフィックボードにはGTX1650を搭載しており、最近のゲームでも問題なく動作します。
Steamのゲームも基本的にはほぼ動作するので、Steamでゲームを買って遊んでみたい方には最適です。
お手軽な価格でゲーミングPCデビューしてみたい方や、ミドルスペックで満足できる方はG-GEAR GA5A-C200/T2がおすすめです。
N1547K-700/T
次に紹介するSteamゲームにおすすめのPCは、「N1547K-700/T」です。

N1547K-700/Tの仕様・製品情報
CPU | Intel Core i7-10750H プロセッサー |
---|---|
グラボ | NVIDIA GeForce GTX1650 |
SSD | 250GB SSD |
メモリ | 8GB DDR4 |
電源 | 120W ACアダプター (DC出力 19.5V, 6.15A) |
N1547K-700/Tのおすすめポイント3つ
- 総重量2kg以下の薄型ノートPC!
- ゲーマー向けハイスペックノート!
- 内蔵カメラ搭載でビデオチャットにも対応
N1547K-700/Tのレビューと評価・評判
省スペースとハイスペックを両立!どこでもゲームがしたい方へ
G-GEAR note N1547Kシリーズ N1547K-700/Tは、グラフィックボードにGTX 1650を搭載しながら2kg以下を実現した薄型軽量なゲーミングノートPCです。
デスクトップPCやモニターなど周辺機器を置くスペースが確保しづらい方や外出先でもゲームがしたい人におすすめです。
ノートPCタイプと言えど、Steamで販売されているゲームは大抵動くので非常におすすめです。
CPUにはIntel製の Core i7-10750Hを搭載し、薄型ながらもパワフルに動作します。
また、高画質なWEBカメラが内蔵されており、ZOOMなどのビデオチャット等でも使用できます。
G-GEAR neo GX7J-B201/ZT
次に紹介するSteamゲームにおすすめのPCは、「GX7J-B201/ZT」です。

GX7J-B201/ZTの仕様・製品情報
CPU | Intel Core i7-10700プロセッサー |
---|---|
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPER |
SSD | 500GB |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
マザーボード | ASUS TUF GAMING Z490-PLUS (WI-FI) (ATX) |
電源 | 定格750W 80PLUS GOLD対応 |
GX7J-B201/ZTのおすすめポイント3つ
- ハイエンドクラスのグラボ、RTX2070を搭載!
- 耐久性を追求したASUS TUF GAMINGマザーボードを採用!
- 大型グラフィックスカードの搭載も安心の高冷却ケース設計
GX7J-B201/ZTのレビューと評価・評判
耐久性の高いASUS TUF GAMINGマザーボードで長く使えるPCに!
G-GEAR neo GX7J-B201/ZTは、CPUにIntel Core i7-10700を、グラフィックボードにはNVIDIA GeForce RTX 2070 SUPERを搭載する、フラグシップモデルです。
最新ゲームもサクサク快適にプレイでき、パワフルな動作を実現します。
また、G-GEAR neoシリーズのケースはCooler Masterとツクモが共同開発した新しいデザインです。ケースの各部には空気の流れを作るメッシュ部分ができており、高い冷却性能を誇ります。
ハイエンドクラスのPCだけあって、Steamで販売されているゲームは基本的にどれも快適に動作するでしょう。
マザーボードにはASUS製 TUF GAMING シリーズを採用しており、耐久性、安定性、信頼性の三要素を追求したPCになっています。
最新ゲームを快適にプレイしたい方やPCを長く使い続けたい方にはおすすめです。
G-GEAR Powered by MSI GM7A-C203T/CP1
次に紹介するSteamゲームにおすすめのPCは、「G-GEAR Powered by MSI GM7A-C203T/CP1」です。

の仕様・製品情報
CPU | AMD Ryzen™ 7 3700X |
---|---|
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3070 / 8GB (GDDR6) |
SSD | 1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
マザーボード | MSI B550-A PRO (ATX) |
電源 | Thermaltake製 定格850W 80PLUS GOLD対応 |
G-GEAR Powered by MSI GM7A-C203T/CP1のおすすめポイント3つ
- 有名メーカーMSIとのコラボレーションモデル!
- SSDが大容量の1TB!
- ケースが美しく発光する、LEDライティングを採用!
G-GEAR Powered by MSI GM7A-C203T/CP1のレビューと評価・評判
どんなゲームも楽しみ尽くしたい方に!ハイエンドクラスの最強スペック!
GM7A-C203T/CP1は、MSIとG-GEARのコラボレーションモデルで、マザーボードにはMSI製B550-A PROを、グラフィックボードにはMSI GeForce RTX™ 3070 VENTUS 2X OCを採用しています。
このグラフィックボードには通常のファンより風圧を増加させたMSI TORX Fan3.0を搭載し、効率的な冷却を実現、排熱による心配を払拭する実用性の高い製品となっています。
こちらも高性能なCPUとグラボを搭載しているので、Steamでのゲームプレイに非常に最適です。
さらにSSDを1TBも搭載しており、さまざまなゲームをSSDで短いロード時間で快適に遊ぶことができます。
Razer Blade 15 Base Model RZ09-03286J22-R3J1
最後に紹介するSteamゲームにおすすめのPCは、「Razer Blade 15 Base Model RZ09-03286J22-R3J1」です。

Razer Blade 15 Base Model RZ09-03286J22-R3J1の仕様・製品情報
CPU | Intel Core i7 10750H |
---|---|
グラボ | GeForce RTX 2060 |
SSD | 512GB |
メモリ | 16GB RAM |
電源 | 小型 230W 電源アダプター |
Razer Blade 15 Base Model RZ09-03286J22-R3J1のおすすめポイント3つ
- 最大19.9mm、2.1kgの超薄型軽量アルミ製フレーム
- 高負荷の環境でもしっかり放熱できる、ヒートパイプシステム搭載!
- 画面もヌルヌル描写する144Hz対応モニター採用
Razer Blade 15 Base Model RZ09-03286J22-R3J1のレビューと評価・評判
軽量さとハイスペックを求める人へ
Razer Blade 15 Base Model RZ09-03286J22-R3J1は、ゲーミングデバイスのブランドとして有名な”Razer”が販売するゲーミングノートPCです。
GeForce RTX 2060や、高精細なOLED4Kディスプレイも搭載しており、外でゲームしたい方だけでなく、快適なゲームのプレイのために妥協したくない方にもおすすめです。
ノートPCながらも排熱対策がよく考えられており、Steamの最新ゲームでもパフォーマンスを保ちながらゲームができるでしょう。
ノートPCタイプとなるとゲーム時に発生する熱が心配ですが、高負荷の環境でもきちんと排熱できるヒートパイプシステムが採用されています。
まとめ
この記事では、Steamについての解説から始まりSteam推奨スペックやSteamおすすめのゲーム、早期アクセスゲームの注意点についてを解説しました。
また、各ゲームのあらすじや推奨スペック、SteamゲームをプレイするためのおすすめのPC5選を紹介しました。
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